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On The Street Corner 2 ( リダイレクト:ON THE STREET CORNER 2 ) : ウィキペディア日本語版
ON THE STREET CORNER 2[おん ざ すとりーと こーなー つー]

ON THE STREET CORNER 2』(オン・ザ・ストリート・コーナー ツー)は1986年12月10日に発売された山下達郎通算2作目のア・カペラアルバム2000年1月26日に再発されている。
== 解説 ==
1980年12月にリリースされた前作『ON THE STREET CORNER』〔『ON THE STREET CORNER1980年12月5日発売 AIR ⁄ RVC LP:RAL-6501〕から6年ぶりとなる続編。本作収録曲も、もともとはステージで披露するために制作されたものが大部分を占めている。
山下によれば、一人多重録音によるア・カペラというのは考えてみれば非常に異様な発想だとし、集団で行う普通のコーラスの場合では起こりえない様々な制約が生じるという。かといって、それらの制約を完璧に取り除くことの出来るような完成されたシステムが確立されているわけでもないので、より高い合理性を目指しての試行錯誤と肉体的訓練の繰り返しが続いているという。
テクノロジーの進歩で繊細なテンポの設定が出来るようになり、前作『1』〔をリリースした頃には出来なかったフォー・フレッシュメン(The Four Freshmen)のような、より複雑なコーラス・スタイルも取り上げられ、『1』〔よりは幅広い印象を持つアルバムとなった。その結果、本作の選曲やア・カペラの音楽的スタイルの中には、必ずしも1950年代アメリカン・ストリート・コーナー・ミュージック、あるいはドゥーワップの範疇に含まれない作品もあり、“オン・ザ・ストリート・コーナー”というアルバム・タイトルが前作のような適切さを持ち得ているか少々不安な面もあるというが、最初にこのような「一人アカペラ」を思い立ったときに持っていた初心、いわば“ロックン・ロールへの忠誠心”とでもいったような感情にはいささかの変化もないという気持ちを表す意味で、前作のタイトルを引き継ぎ『ON THE STREET CORNER 2』としたという。
ON THE STREET CORNER 3』〔『ON THE STREET CORNER 31999年11月25日発売 MOONWARNER MUSIC JAPAN CD:WPC2-10032〕リリースにあわせ、2000年1月にデジタル・リマスターにて再発された。2000年版には、ボーナス・トラックが2曲追加されたが、通常なら最後に追加されるべきところをアルバムの終わりは「ホワイト・クリスマス」のままにしておきたいとの意向から、オリジナル・アナログ盤のA面とB面の間に収録された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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